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Pto6の備忘録①(好きなライム集 Part.1)

どうもPto6(ぴーとろっく)です。

今回は、雑記用の新シリーズの第一弾を書きたいと思います。作品紹介の合間での"箸休め的な記事"を書けるシリーズとして、自身の備忘の為その時考えている事を整理する為などの用途で、筆者の自由に好きなことを書かせてもらおうと思っています。

"タイトルで韻を踏む"という当ブログで続けてきたルール遵守の為とはいえ、我ながらこっ恥ずかしいシリーズタイトルとなってしまいましたが、その点はご了承いただけると幸いです(笑)これまでも読者が興味のある記事だけを掻い摘んで読めるようにと、当ブログでは記事のシリーズ化を基本としてきましたが、今回もそのように興味のない方には読み飛ばしていただけるようにとシリーズ化することにしました。(とりわけ、このシリーズは個人的趣向が強くなりそうですので。笑)

では、今回はシリーズ第一弾として、私の「好きなライム」について思いつくままにいくつか書いていきたいと思います。ただ、好きなライムはいくつもあるので、今回はそのPart.1とさせてもらい、また定期的にこのシリーズを使って、少しずつ書き残していけたらと思っています。

好きなライム集Part.1

では、早速好きなライムを書き出していき、それについて、一言ずつ感想を付与していきたいと思います。「文脈あってのライムなのだから、一部分だけを切り取って語るのはナンセンスだ」、「ビートあってのライムだから、文字で書いても良さはわからない」等、もしかしたらお叱りを受けてしまうかもしれないなと思いながらも、これが誰かの琴線に触れ、その曲やアーティストを聴くキッカケとなったりその作品を聴き返すキッカケになったりしたら嬉しいな、という思いで書かせていただきます。

ちなみに、ここでいうライムは狭義の意味での押韻というよりは、広義の意味であるラップにおけるバース全般のことを指すニュアンスで使わせてもらいます。つまりは韻がすごいというよりも、意味や言い回しなど色々な要素で好きなラインを書かせてもらいます。それでは、早速いってみましょう。


"この氷河期じゃ能書きじゃなくて捻る脳がキー"
【越冬】 by ICE BAHN(FORK)


このお題で記事を書こうと決めた時に、真っ先に浮かんできたリリックでした。このブログでも何度も書かせてもらっているICE BAHNのFORKのライムですが、やはり大好きです。"氷河期"のようなこの時代は、"能書き(自己宣伝の文句)"じゃなくて"捻る脳(発想や瞬発力)"が重要だという教訓も、このライム事態がまさに発想に満ちたライムである為に、とても説得力が増していますよね。もちろんFORKのライムについては、この曲の他の部分でも、また、この曲以外でも好きなものがたくさんあります。それについては次回以降にでもまた書けたらと思っています。

関連記事【越冬byICE BAHN】はこちら


"葛藤や逆境の日々こそ発想の滑走路さっそうと離陸"

【拓く(人+言)】 by LIBRO



こちらについても、過去このブログで少し触れたことのあるライムですが、このライムは昨年私が最も感銘を受けたライムでした。口に出して読んでみるとわかりますが、とてもリズムよく韻が配置されていますよね。そして、文章として読んでも、"葛藤や逆境の日々"は"発想の滑走路"だと例えた比喩がとにかく素敵です。歌謡曲などによくあるありきたりな"励まし系歌詞"とは一線を画す表現で、聴く人の背中を押してくれる、とても気の利いた奥ゆかしい表現だと思います。"さっそうと離陸"という部分から"葛藤や逆境"に爽やかに決別を告げる姿が目に浮かんでくるようです。

関連記事【拓く人 by LIBRO】はこちら


"俺は飛べない紅の豚かタヌキが助けてくれないのび太"
【王道メイクミラクル】 by FUTOO(抹)



ネットラップにハマっていた数年前に出会って以来忘れられないライムです。もともとは上記の原曲ではなく、それをカバーした作品(【王道メイクミラクル Macoroshi Cover feat.ill.bell】by らっぷびと)で知ったのが最初でしたが、どちらにせよ、言葉遊びで賑やかな韻を踏みまくるおもちゃ箱のようなこの楽曲には、当時とても衝撃を受けました。"飛べない紅の豚""タヌキ(ドラえもん)が助けてくれないのび太"という二つのアニメを題材にしながら、どちらの例えからも"役立たず"というニュアンスを引き出し、自身を卑下してみせるこの表現は本当に絶妙だと思います。今でも思わず口ずさんでしまう、大好きなライムです。


"天賦の才能を弱者代表が打ち負かし格差解消"
【K.U.F.U】 by RHYMESTER(宇多丸)



宇多丸らしい固い韻が冴え渡ったライムです。単体でも十分に素晴らしいですが、このライムの前後にあたる【兎と亀】の教訓を揶揄した全体的なリリックの流れ事態がとにかく大好きです。それが最終的に“万物の長 人間ナメんな”というメッセージに繋がるわけですから、バースとしての完成度が非常に高いなと感じます。宇多丸は句末で固い韻を踏む脚韻を得意としていますが、今回取り上げたこのライムのように、一つのセンテンスの中にいくつもの押韻を織り込んだラインを、リリックに適宜挟みこむことで、ラップのリズムを一辺倒にせず、アクセントを付けていると思います。そしてその言葉のチョイスがことごとくカッコイイんですよね。とても知性を感じてしまいます。


"Kick the verse 歌詞蹴っ飛ばすまるでストレス飛ばすジェットバス"
【B-BOYイズム】 by RHYMESTER(Mummy-D)



同じくRHYMESTER繋がりでMummy-Dのライムを。言わずと知れたクラシック曲における有名なパンチラインですが、やはり何度でも口にしてしまう魅力をもっています。「ライムのカッコ良さは決して踏んでいる文字数で決まらない」と改めて痛感するラインだと思います。韻と韻との間隔をうまくコントロールすることで、これほどまでに勢いとリズムを作ることができるという最高の例ではないかと思います。その後、このライムはMummy-Dの他曲でもセルフサンプリングして使われている(廻し蹴り by マボロシ等)ところからみても、本人もお気に入りのライムなのではないかと想像してしまいますね。とにかくLIVEでは全員で大合唱したくなるくらい気持ち良いライムだと思います。

リリック書く

さて、今回は好きなライムについて書いてみました。まだまだ好きなライムは多いですが、思い出した順番で、定期的に書き残していけたらと思っています。また、このようにこのシリーズでは、自分の書きたいことを備忘録的に書く使い方をしようと思っています。あくまでも個人的なメモのようなものにはなりますが、もし興味をもってくださった方がいらっしゃれば、次回以降も暇つぶしにでも読んでいただけると幸いです。

では、今回はこのへんで。

【好きなライム集Part.2】の記事はこちら
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2 Comments

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真面目にヒップホップが好きならbeatMasterのナイトカーリマンお勧めです 好き者ならTKCの百姓一揆を聞いてほしいです 下手じゃなくて奇天烈

2016/03/18 (Fri) 18:38 | EDIT | REPLY |   

Pto6  

Re: タイトルなし

> 真面目にヒップホップが好きならbeatMasterのナイトカーリマンお勧めです 好き者ならTKCの百姓一揆を聞いてほしいです 下手じゃなくて奇天烈

お勧めありがとうございます!
取り急ぎ、YUOTUBEで聴ける曲を聴いてみましたがどちらもいいですね!
特に私はbeatMasterが気に入りました。是非作品を手に入れて聴いてみたいと思います^^
知らない作品を教えて頂きありがとうございました!またお薦め作品等あれば、ご教授いただけると幸いです!

2016/03/22 (Tue) 21:05 | EDIT | REPLY |   

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