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動画を投下㉖(一陽来復 ft.CHOUJI,唾奇 by CHICO CARLITO)

どうもPto6(ぴーとろっく)です。

今回は、昨日MVがアップされたCHICO CARLITOの新曲【一陽来復 ft.CHOUJI,唾奇】について書きたいと思います。今年リリース予定の1stアルバムが更に待ち遠しくなってしまうほどに、とにかく素晴らしい楽曲です。

それではいってみましょう。

【一陽来復 by CHICO CARLITO】


“海に夕日が沈むように 道に明かりが灯るように”

まず、一聴しただけで虜となってしまうのは、Sweet Williamが手掛けた心地良いトラックです。全編通して大胆なサンプリングを施しながらも、巧みな構成と独自の切り口で丹念に作り込まれた、誰もの心に響き得る最高のトラックだと思います。ビートグランプリ2015ファイナリストの実力は、やはり伊達ではありません。

サンプリングの元ネタは、Bill Evansの名曲【Martina】です。美しいピアノの旋律と、ブルージーなベースラインが特徴的なこの楽曲。その素材の良さを存分に活かしたサンプリングは、イントロで大胆に取り入れられている他にも、楽曲の随所に細かくカットされた音のパーツが散りばめられています。このネタ選びや使い方からも、“良質”への強い拘りをもっているSweet Williamらしさを感じました。

【元ネタ:Martina by Bill Evans


また、このネタと言えば、私の大好きなビートメイカーNujabesが使用していたことでも有名です。Luv(Sic)シリーズをはじめ、数々の名曲を共につくりだしたNujabesの盟友Shing02。そんなShing02にNujabesが提供し、彼の死後になって発表された楽曲がこの【perfect circle】でした。こちらも、ネタの素材を最大限に活かした心地よいトラックです。

perfect circle by Nujabes


NujabesとCHICO CARLITOという、私の大好きな二人の間に素敵な共通点を見つけた時には、とても嬉しい気持ちになりました。そういえば、UMB2015でCHICOが優勝した際には、Luv(Sic)のビートでウイニングラップをしていましたよね。メロウなビートとCHICOのラップは、本当に相性抜群だと思います。今後もこのような気持ち良い楽曲をたくさん聴いてみたいですね。


さて、そんな素敵なトラックに心を奪われながらも、不意に突き刺さってくるリリック、これもまたカッコいい。“一陽来復”を題されたタイトル。“悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと”というその意味の通り、この1年でまさに運命のような人生の好転を経験したCHICOだからこそ歌える、伸び伸びとした力強い言葉たちがリリックには並んでいます。

歌うことが大好きなCHICOらしい、メロディアスでキャッチーなフックも魅力的です。なんとも暖かみのある沖縄ナマりと、程よくザラついたCHICOの哀愁溢れる声が、この楽曲のもつ味わい深さと輝きを一層強いものにしているように思います。沖縄の暖かい海風を想像させるような、CHICOの温もりを感じられる歌声が、聴いている人の心をも暖かくさせてくれます。

そして客演がCHICOと同郷である沖縄出身のふたり、CHOUJI唾奇というのもたまりません。フリースタイルダンジョン出演や、UMB王者となったことで一躍有名となったCHICOですが、それまでとなんら変わらずに、いや、もしかしたらそれまで以上に、自分の仲間たちや、沖縄という愛する故郷をレペゼンしたいと思う、そんな実に彼らしい心意気を感じてしまいます。

一陽来復 
さて、以前書いたCHICOの記事の時にも思いましたが、私はCHICOの新しい曲を聴くたびに、彼に対し底知れないポテンシャルを感じてしまいます。きっとこの楽曲を聴いた多くの人も、一層彼のアルバムの発売が待ち遠しくなったに違いありません。おそらく、この曲を聴いて、既に購入の決意を固めた人もいるのではないでしょうか。

曲を発表するたびに話題を呼び、大きな注目の中、それでも周りの期待を常に超え続けるCHICO CARLITO。何度でもいいましょう。そんな彼が今年出す1stアルバムが今から楽しみでなりません。

では、今回はこのへんで。








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