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日本の名盤・基本の定番②(MASTERPIECE by RIP SLYME)

どうもPto6(ぴーとろっく)です。

今回は何度も聴きかえしてしまう日本の定番作品を紹介していきます。 RIP SLYMEのメジャー4枚目のアルバム【MASTERPIECE】です。

【MASTERPIECE】
rip

<収録曲>
1. Prologue
2. Masterpiece
3. Rock it!
4. 黄昏サラウンド
5. ON & OFF
6. GALAXY
7. Mellow Morrow
8. Get Busy
9. M・I・L・K
10. AMAR
11. STRANGE (ALBUM Version)
12. Dandelion
13. Epilogue

このアルバムはそのタイトル通りRIPSLYMEの「マスターピース(傑作)」だと思います。発売から10年経っても未だに手が伸びるアルバムということは、そろそろ“名盤”と扱ってもいいのではないかと個人的には思っています。

とにかく、アルバムとしての統一感、完成度が高いです。RIPSLYMEほどのメジャーアーティストともなると、それこそ「セルアウト」の楽曲もつくらないといけない立場だと思うのですが、この当時の彼らは「メジャーシーンで受け入れられ、且つ自分たちがやりたい音楽」をうまく両立して作品を作っていたと思います。それだけに、シングル曲もアルバム曲もうまく親和しています。

生演奏を多用していることで、トラックとしても新鮮で聴き応えがあるものが多く、それに乗っかる4MCのラップも伸び伸びとしていて、とても聴いていて気持ちが良いです。DJ FUMIYA曰く「このアルバムから音作りのスタイルが変わった」と言っているので、RIPSLYMEとしても分岐点となったアルバムなのだと思います。

また、 タイトルに「マスターピース」を謳うくらいなので、きっとメンバーも「傑作」を作ろうとして作った作品なのではないでしょうか。タイトルはアルバム完成後の関係者の発言からとられたみたいですが、きっと「自分たちの意欲・手応え」ともマッチしたのでタイトルにしたのではないかと思います。

それにしても良曲が多いアルバムです。10thシングル曲【黄昏サラウンド】はその中でも頭ひとつ抜けている印象を持ちますが、他の曲も遜色なくレベルが高いです。【黄昏サラウンド】は個人的にはRIPSLYMEのこれまでの曲の中でもトップレベルの楽曲だと思うので、この曲と並べて聴いても遜色ないとだけで、アルバム曲としてのレベルの高さを感じます。



とにかくこのアルバムは捨て曲が一切無いのがすごい。スキップなしで最初から最後まで通して聴けるアルバムだと思います。

収録されている曲の中にはRIPSLYMEらしいアップテンポの曲ももちろんあるのですが、メロウなミドルテンポ曲が中心に据えられているアルバムだと思います。まさに休日の昼下がりにコーヒーでも飲みながら聴きたいアルバムですね。

それにしてもDJ FUMIYAのトラックは本当にすごいなとこのアルバムを聴き返し、改めて思いました。4MCの個性的な魅力の陰に隠れて忘れがちになりますが、DJ FUMIYAのトラックセンスがRIPSLYMEの一番の武器と言っても過言ではないのではないでしょうか。

ただ残念なことに、このアルバム以降から徐々にRIPSLYMEがCDチャートを賑わす機会が減っていきます。というよりも日本のヒップホップ全体がまた徐々に下降していったような気がします。まぁ、いまのCDチャートはもはや意味を持ってはいませんが。とにかく、またヒップホップが日本の音楽業界のど真ん中に食い込む日がきて欲しいと心から願っています。

では、今回はこのへんで。



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