Pto6の備忘録⑨(好きなビート集 Part.2)

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どうもPto6(ぴーとろっく)です。

今回は、“箸休め記事”として前回に引き続き好きなビートについて書きたいと思います。

前回記事【好きなビート集Part.1】

実は前回の記事を書いて以来、『BEAT』というプレイリストを作り、好きなビートの楽曲を思い出したり新たに出会うたび、そこに追加していくという楽しい作業をしていました。今回は、そんな永遠に増え続けるプレイリストの中から、いくつかの曲を選び『好きなビート集Part.2』としてご紹介したいと思います。

好きなビート集Part.2

では早速、好きなビートをご紹介していきたいと思いますが、前回の『Part.1』比較的古く、手堅い感じのビートばかりになっていたことも踏まえ、今回は比較的新しいビートであったり、定番モノではないものも意識して選んでみました。

今後も、Part.3、Part.4・・・と続く予定のシリーズですので、改めて自身の嗜好を把握する為にも、そういった幅広い選曲の中から自分の好きなビートの傾向が自然と表れてくればいいなぁと思っています。それでは、今回選んだ5曲について、一言ずつ感想を書いていきたいと思います。


■Kids In The Park feat. PUNPEE
 RHYMESTER(PUNPEE)


リズミカルなギターカッティングが映える、聴くたび気分を上げてくれるビート。RHYMESTER宇多丸が「これはPUNPEEの次の代表作になるトラックだから俺らに提供しないほうがいい」と当初説得を試みたというエピソードも納得してしまう出来栄えですよね。このビートのキャッチーさはHIPHOPファンばかりでなく一般の音楽リスナーの耳もロックするようで、私の奥さんに至っては、ドライブ中に好んで流したり、カラオケで一緒に歌ってくれるほど好きになってくれました。我が家における数少ない“家族公認HIPHOP曲”のひとつです(笑)加山雄三とのコラボ、宇多田ヒカルとの共演、水曜日のダウンタウンでの音楽プロデュース、ロックフェスやテレビへの出演を経て、最近更に一般層からの認知が進んだPUNPEE。そんな絶好のタイミングで9月にリリースされる1stソロアルバムでは、どんな“魔法”を私たちにみせてくれるのでしょうか。今から楽しみでなりません。

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Masterpiece
 RIP SLYME(DJ FUMIYA)


そのタイトルに違わず、まさに“傑作”と褒め称えたくなるほどに秀逸なビートです。この曲に限らず、同タイトルのついた収録アルバム自体が大好きなのですが、それも冒頭を飾るこの曲が生むとにかく愉快で気持ち良いグルーヴが、作品全体を牽引しているからといっても過言ではありません。DJ FUMIYAのつくるビートは、お洒落であるにも関わらず変に気取った感じがなく、それでいて上品な味わいを具えているところが私は大好きです。世界中のダンスミュージックから抽出された良質なサンプリング楽器の生音、それらが楽しげに寄り添い、組み合わさることで生まれる遊園地のようなポップな世界観がたまりません。キャッチーなので一聴しただけでも好きになれますが、ヘッドフォンなどでじっくりと聴いてみると、細部にまで繊細な音が散りばめられ、それらのパーツが絶妙に重なり合うことで、この爽快なグルーヴが生み出されているということに気づかされます。

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She Wants To Move
 N.E.R.D.


アメリカの人気HIPHOP/ROCKグループであるN.E.R.D。純粋なHIPHOPビートとは言えないかもしれませんが、この楽曲ビートを聴く度に私は自然と身体が揺れてしまいます。そして、このビートを一層好きになったのは、何を隠そうMC松島ビートジャック曲【ヘタレビーボーイは言い訳して逃げる】を聴いた時でした。約2年前にネット上を騒がせた“みたらしbeef”の際に生まれた知る人ぞ知る名曲ですが、私はbeefが終結してしばらく経った今でも、思い出しては聴き返している楽曲です。優れたビートというのは、どんなラップが乗ってもカッコ良く鳴るということを証明していますよね。もちろんMC松島のラップの場合は、それ自体も十分カッコいいのですが。このビートは、ファンキーでダンサブルなリズムもさることながら、抑制と解放を心得たビート展開が見事です。徐々に昂る高揚感が、じらされ、じらされ、それがフックで爆発する様がたまりません。

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■Tonight
 KREVA(KREVA/古内東子)


古内東子との共同制作によるトラック。全編オートチューン仕様のKREVAボーカルと古内東子のピアノが艶やかに絡み合うロマンチックな一曲。電子的な音の羅列の中から、男女の感情や温もりを感じさせてしまうのだから凄いですよね。初めて聴いた時に大きなインパクトを残すような曲ではないですが、不思議と何度も聴きたくなってしまう、聴けば聴くほど好きになってしまう、そんなまさに“恋愛”の魔力にも似た力をもつ味わい深いビートです。KREVAのトラックはいつ聴いてもドラムの音の良さに惹かれてしまいます。その曲にあった音をレコードからサンプリングして、サンプラーを使ってリズムを再構築する。そういう手間を経てつくられた極上のビートは、上物にどんなポップなものが乗ろうが、HIPHOPとしてのイズムを強く感じさせてくれます。いつの間にかドラム音ばかりを耳で追ってしまう、そんな贅沢な味わい方をついついしてしまうビートです。

関連記事【心臓 by KREVA】


Yesterday
 The Black Eyed Peas(Will.i.am)


このビートを選ぶことはある意味で反則なのかもしれませんが、それでも好きなものは好きなので書かせていただきます。過去のHIPHOPクラシック曲からビートとリリックを次々サンプリングしていくという、なんとも贅沢なHIPHOPファンにはたまらない極上の一曲。もちろん、それらサンプリング箇所も叫んでしまう程好きなのですが、それ以外の基本となるビート部分(イントロやフックなど)も私は同じくらい大好きです。図太いベース音とさりげない電子音。クラシック曲のサンプリングとも相性良く溶け合いながらも、古くささを感じさせず今の時代にフレッシュに響かせる、その絶妙な塩梅が実に素晴らしいなと思います。そのように盤石なる基礎があるからこそ、錚々たるサンプリング達にも楽曲自体が決して食われずに、レジェンド・ビートを瑞々しく蘇らせるという偉業を成し遂げているのだと思います。一曲でお腹いっぱいになれる名ビートです。

関連記事【Yesterday by The Black Eyed Peas】

BEAT集2 

さて、今回は『好きなビート集Part.2』を書かせてもらいました。今後も、好きなビートが見つかり次第、『BEAT』プレイリストに入れていきたいと思いますので、また折をみて『Part.3』として書かせていただきたいと思います。実はもうすでに、10曲ほど候補曲が溜まっているような状態ではあるのですが、あくまで自身の“箸休め”としてマイペースに書いていきたいので、楽しみはとっておきたいと思います。個人的な備忘目的の記事ではありますが、興味のある方は是非とも次回もチェックいただければ幸いです。

それでは、今回はこのへんで。
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