Pto6(ぴーとろっく)

Pto6(ぴーとろっく)

どうもPto6(ぴーとろっく)です。

思いつきで久々の新シリーズを始めてみます。至高のライムをありがたく拝受し、恍惚とともに堪能する。そんな自己欲求を満たすためだけの記事を、このシリーズでは書いていきたいと思います。

これまでも本ブログでは【好きなライム集】という備忘記事や、楽曲紹介の折にもライムについて言及することがありました。しかしこのシリーズでは、記事まるごとを使って、1曲ないしは1verseのライムについて書き綴ろうと思っています。

さて、今回その第1回目として扱うのは、衝動的にこのシリーズの立ち上げを決意させた楽曲、【RGTO (REMIX) feat.ZORN】です。先日動画が公開されて以来、その痛快なまでの圧倒的なライミングに、ネット上が騒然となっていました。

【AKLO / RGTO (REMIX) feat.ZORN】


実は何気もなしに、以前別の楽曲でもしたことのある『韻の色付け』をしてひとり遊んでいたのですが、想像以上の踏みっぷりに、思わず記事として書きたくなってしまいました。(そして、衝動的にこんなシリーズ化まで・・・)

とにかく、改めて見てみると物凄いので、是非とも一度ご覧になってみてください。文字色は基本的に「黄→」の順番で塗っております。リリック内において近傍の同色文字が“音として”韻を踏んでいる箇所としてご覧いただければ幸いです。



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HIPHOPシーンの今?
しのぎ合う前に鏡を見な
自分自身とインファイト
地元?新小
仕事?日照時間
歳は?三十路前 
服は?いシャツ着て等身大
表裏一体 貧乏人だけ
とさないようにしてきた 貴重品だけ
Rap Game Try Out これ陣取り合戦
当然懸け 飲めリポビタンD
しんどいかって? ただ気楽にいく
満足?一生いらねぇ まだ下積み中
MCバトル?Disよりディズニーランド
でもセーフティーバーもない
リスキーなもん
初心れるからず 座右の銘
お家ローン?もちろん35年
借り借り?必ず返し
バイバイキン バースがアンパンチ
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聴いただけでもかなりの韻を踏んでいることがわかりますが、このように書き出してみると、改めてその凄まじさを痛感できるのではないでしょうか?複雑に絡み合い矢継ぎ早に蹴りだされる押韻。もはや踏んでいない部分(黒字)の方が少ないということがわかります。

そしてこの楽曲が凄いのは、それだけ高度なことを実現しながらも、①文章としての整合性②原曲へのリスペクト③ZORNらしさ、そのすべてをおざなりにせず兼ね備えているところです。

まず①文章としての整合性については、リリックを読んでもらえば明白だと思います。ウィットに富んだワードが、ラップ特有の配置で多数でてきますが、どれも文脈上の必然性を伴っており、伝えたいであろうメッセージをしっかりと受け取ることができます。

次に②原曲へのリスペクトについて。これはタイトル【RGTO(Rap Game Try Out:ラップゲーム適正検査)】に沿って、原曲での3MC(AKLO、SALU、Kダブシャイン)のverseと同様、検査官からの質問に答えるような一問一答形式でリリックが構成されています。

最後に③ZORNらしさについて。彼の近年の楽曲と同様、生活感漂う等身大の言葉たちが包み隠さず語られていきます。そして“Disよりディズニーランド”“バイバイキン バースがアンパンチ”は、娘たちへの愛溢れるZORNらしさ満載のパンチラインではないでしょうか。

たった1verseで聴く者の度肝を抜いてしまうZORNの凄まじさ。彼がシーンに与えている影響はもはや語るまでもないでしょう。これだけ密度の濃い、クオリティの高いverseは、そうそうお目にかかれるものではないと思います。(それでいて“遊びでさらりと書き上げました感”を匂わせるのがニクいですよね。)

そして、そんな素晴らしいverseをまたひとつ生み出した、AKLOの原曲【RGTO】がもつ底知れぬポテンシャルのことも忘れてはなりません。LIVEであれ、バトルであれ、イントロがかかっただけで観客を盛り上げてしまうこの楽曲。もはや近年のクラシック曲と呼んでも、否定する人はいないのではないでしょうか。

zorn aklo 

さて今回は、衝撃を覚えた【RGTO (REMIX)】におけるZORNのライムについて記事を書かせてもらいました。

ちなみにAKLOとZORNは現在『A to Z TOUR 2018』というお洒落なタイトルを冠して、今月より全国ツアーを開催しています。またそれに合わせて、発表された新曲【Walk This Way】も実に素晴らしい楽曲です。この曲についても、時間をかけて堪能していきたいなと思っています。

【Walk This Way】


この『ライムの拝受』シリーズについては、今回勢いでシリーズ化してしまいましたので、もしかしたら次回はないかもしれません。

しかし、如何せん韻が大好きな私ですので、またライムについて書きたいと思える楽曲がありましたら、このシリーズを使って書いていけたらなと考えております。自己欲求を満たす為だけの記事になってしまうかとは思いますが、もしご興味があればまた覗いてみてください。

それでは、今回はこのへんで。



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最終更新日2018-07-29
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