HIPHOPの必須トーク

日本語ラップ・MCバトルの“今”を語るブログ

このDVDが良い雰囲気①(908FESTIVAL by KREVA Part.1)

どうもPto6(ぴーとろっく)です。

今回は、本日Amazonから届いた映像作品を紹介します。
990088

本作は908フェスとしては3回目、映像作品としては2枚目となる作品です。
前作のBlu-rayの内容が素晴らしかったこともあり、今回も即予約しました。
今回はKREVA10週年イヤーということもあり、2枚組で内容も盛りだくさん。
そんなわけで、感想も2回に分けてお届けします。

<DISC1 KREVA完全1人武道館>
これは今や伝説とされている2008年のツアー”K-ing”日本武道館2Daysの際に行った「全ての音をKREVA1人でパフォーマンスする」といったLIVEに、今のKREVAが再挑戦したものになっています。
K-ing.jpg

K-ingの時は正直「ターンテーブルを回しながらラップする」ただそれだけで革新的で、「KREVAすげぇ」となっていました。私もDVDを購入してからは、3枚組なのですが「ノンゲストDAY」と「ノンゲストDAYドキュメント」ばかり見ていました。

しかし今回はK-ingの実績があるので、「ただターンテーブルを回しながらラップする」だけでは誰も驚かない。その状況の中、10周年を迎えたKREVAがどう再挑戦するのかがとても興味的でした。

結論から言えば「やはりKREVAはすごい」でした。

KREVAは日本HIPHOP界の王様として胡座をかくのではなく、王様の”使命”としてHIPHOPの魅力を一人でも多くの人に伝えようとしています。彼のインタビュー記事を読むといつも「もっと売れたい」「もっとHIPHOPを世に広めたい」と言っている気がしますが、本当に心からそう思っているんだなと、このライブを見て確信できました。

アンダーグラウンドのHIPHOPシーンと、J-POPシーンの両方でファンを獲得しているHIPHOPアーティストは多くありません。おそらくその数少ないアーティストの中でも、KREVAはちょうど理想的なバランスでファンを獲得し、安定してメディアに出ているアーティストだと思います。つまり「HIPHOPシーン以外のお客を、HIPHOP界に引き連れてくることのできる日本では数少ない貴重な存在」と言えます。KREVAは自身でそのことを自覚し、それを自身に”使命”として課している。私はそう思っています。

まぁ、彼に聞いたら「だってHIPHOPファンが増えたら俺も儲かるじゃん」と言うんでしょうけど。それでも誰よりもHIPHOPを愛し、マイノリティな音楽に成り下がってしまっている今のHIPHOPの状況を誰よりも悔しがっているのだと私は思います。

さて、ライブの内容に戻ります。
本ライブは以下のような構成でHIPHOPの面白さを伝えようと試みています。

1.ターンテーブル&ラップ
2.メドレー
3.ライミング講座
4.ビートメイク
5.マッシュアップ
6.セミアコースティック
7.押し語り
8.外出

各パートを軽く解説していきましょう。

【1.ターンテーブル&ラップ】
前回同様のターンテーブルを擦りながらラップするパート。挨拶代わりですね。前回は結構もったいぶった登場をしていたので「すんなり登場し歌い出したな」と思いました。それ以降のパートで盛り上がりは十分準備してるから、もったいぶる必要なしということでしょうか。ただ映像でみるとやはりMPCを叩く指が少し震えている気がします。そりゃ緊張しますよね。

【2.メドレー】
なんと25分にも及ぶメドレーを披露。DJセンスもやはりすごいKREVA、曲と曲のつなぎがうまい。次の曲がかかる度に、思わず唸ってしまいました。しかし「I REP」の人気はやっぱり高いですね。私も昨年一人で参戦したSpaceツアーにおいて「I REP」がかかった際には一人大盛り上がりをしてしまいました。やはり名曲です。

【3.ライミング講座】
これはローカルテレビの音楽番組でも行なっていましたね。ただ内容はより濃く、おもしろく、わかりやすい。これまで何気なく聴いていた曲が実はいたるところで韻が踏まれていたということに気づかせてくれます。リリックを口ずさんで「なんか気持ちいな」と思える曲は、得てして心地よいライミングがまぶされていることが多いです。KREVA自身「ライミングに自信があるのにあんまり皆にわかってもらえない」と悔しい思いを常々吐露していたので、この講座は今後恒例になっていくかもしれません。

【4.ビートメイク】
MPCを使いわかりやすくビートメイクを披露。手打ちだけでなくとも、リズム感がなくてもトラックは作れるよと何度も伝えていました。素人でも出来そうと思わせてくれます。これを見て明日から自分もビートメイクをやってみようと思ってくれる人もいるのではないでしょうか。

【5.マッシュアップ】
これも面白い。目の前でKREVAの2つの曲のトラックとアカペラを組み合わせて一つの曲をつくり披露します。いい組み合わせを見つけましたね。これぞマッシュアップという感じです。

【6.セミアコースティック】
たっぷりな時間をかけ、自分の声や手、楽器などの音をレコーダーにとりこみビートを作成し、その上でラップを歌い、楽器を奏でます。K-ingのときはどのパートもピリピリとした緊張感がありましたが、今回のライブはこのパートのようにゆるい空気になることがいくつかありました。前回と比べ余裕を感じましたし、観客もリラックスして楽しめている気がしました。

【7.押し語り】
これはこれまでのツアーライブでも披露していた「押し語り(ボタンを押して演奏しながら歌う)」。今回は”オアシス”という高性能ピアノを用いて披露します。KREVAのラップではなく”歌”の良さも実感できるパートです。

【8.外出】
K-ingのときと同様、小型MPCを腰に付けKREVAが観客の側まで出ていきます。通常のライブに近いスタイルですね。やはり観客は上がります。大歓声の中ライブは終了。

是非、皆さんにも見て欲しいです。それと今回もRymester宇多丸や三浦大知等による副音声モードがあります。私はまだ聴いていないのですがそちらも非常に楽しみです。前作では宇多丸がただただKREVAを絶賛し悔しがるというのがとても面白かったし、解説もわかりやすく多くの裏話も語られていました。さてさて今回はどうでしょう。

では、長くなりましたが今回はこれで終わります。
次回は【DISC2 クレバの日】について感想を書きたいと思います。

それでは。

【KREVA FES DISC2 クレバの日】の記事はこちら

【908 FESTIVAL】

【K-ing】
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