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日本の名盤・基本の定番⑪(ひとつになるとき by EVISBEATS)

どうもPto6(ぴーとろっく)です。

世間も本格的にGWに入るということで今回は、お休み中にゆったりと聴くのに適した癒やしアルバムをご紹介します。<EVISBEATS>のセカンドアルバム【ひとつになるとき】です。

【ひとつになるとき by EVISBEATS】
evis

<収録曲>
01. 祈り
02. フェリチタ
03. ちょうどYeah!
04. いい時間
05. ゆれる feat. 田我流
06. ギャーテーギャーテー
07. なんともまぁなんだかな
08. ジャイプールの裏路地にて
09. 一本のロープ
10. ヨーガ教室
11. 海岸を越えて
12. 気楽な話 remix
13. いなか浜
14. AGAIN feat. CHIYORI
15. 帰りましょ

このアルバムは2012年に発売されて以来、今でもロングセールスが続いている作品です。iTunesのHIPHOPランキングにも今でも名を連ねています。

<EVISBEATS>はもともと<韻踏合組合>に所属していましたが、2004年に脱退しソロ活動を開始しました。ちなみにトラックメイカーとしての活動では<EVISBEATS(エビスビーツ)>、MCとしての活動は<AMIDA(アミダ )>という名義で活動しています。

このアルバムはそんな彼のセカンドアルバムです。とにかくトラックの素晴らしさと客演選びの妙が冴えている作品だと思います。

また、とても耳障りがよく聴きやすい音楽である反面、様々な国籍のサウンドアプローチや宗教・哲学の多種多様な要素が取り入れられているため、咀嚼し尽くすには時間がかかる作品だと思います。

まさに“入り口は広く開かれているが、出口は深く遠くにある作品”。つまりは、一聴してすぐ好きになれて、長く聴き続けられるということです。最高ですよね。

様々な国籍のサウンドアプローチと書きましたが、本作では本当に様々な国の音楽要素がトラックに取り入れられています。インド中国ブラジルジャマイカ、そして日本

そのようなオーガニックなビートは本作におけるトラックの最大の特徴となっています。本人はそのことについて「作品制作にかかった4年間における興味の変化」の影響だと語っています。

さて、ではそんなアルバムにおけるいくつかの曲を紹介していきましょう。

【ゆれる feat. 田我流】


EVISBEATS名義作品でありながら<田我流>の代表曲となっている楽曲です。このアルバムの中で最も人気のある曲だと思います。

実は私、最初はアルバム全曲ではなく、この【ゆれる】だけをiTunesにおいて曲単体で購入しました。とにかく試聴しただけで、この曲がとても気に入ってしまったのです。

しかし結局は、この曲を聴き続けるうちに他の収録曲も聴いてみたくなり、最終的にはアルバム全曲を購入することになりましたが。つまり私にとってこの曲は、このアルバムと引きあわせてくれた楽曲なのです。

まずイントロからして引き込まれます。そしてそんなトラックに負けず劣らない田我流の魅力的な声。それらがお互い邪魔をするどころか、それぞれが引き立て合うように共存しています。まさにトラックの哀愁あふれる雰囲気と、田我流の味のある魅力が絶妙にマッチしている楽曲だと思います。

【いい時間】


これまた美しいトラックがゆったりとした贅沢で甘美な雰囲気を醸しだしてくれる楽曲です。まさにアルバム前半の象徴的な楽曲といえる曲だと思います。リリックは<鴨田潤(イルリメ)>によるもので、これまたトラックとマッチしています。

私は知りませんでしたが、どうもレコード(7インチ)盤で先行発売されていたそうで、その時から話題となっていた曲のようです。たしかに、レコードでこの曲を聴いたらまた格別でしょうね。

この曲はEVISBEATSが歌詞が書けないスランプの時期に、鴨田潤が自らかってでてリリックを提供してくれた楽曲なのだそうです。なんでも驚きの早さで書き上げてくれたとか。鴨田潤も才能あふれるアーティストですね。この曲の他にも【なんともまぁなんだかな】も鴨田潤作のリリックになります。

【ギャーテーギャーテー】


動画はライブ映像になります。前半ではめちゃくちゃのアレンジをして後半からの歌い直しが本来の楽曲の姿になります。それにしてもライブも盛り上がってますね。

この曲は<DOZAN11>が歌詞を提供しているのですが、実はDOZAN11とはあの「一生一緒にいてくれや~」でお馴染みの【Lifetime Respect】により一躍有名になったアーティスト<三木道三>のことなのです。活動再開に伴い名を改め、今ではDOZAN11として活動しているようです。たしかに楽曲の雰囲気が通じるものがありますよね。

とにかくレゲエ調のビートと、思わず一緒に歌いたくなるキャッチャーなフックが魅力的で、一聴したらしばらく口ずさんでしまいます。

“ギャーテーギャーテー行こう行こう
やすらかな世界に
俺の心救ってくれる仏様に会いに”


この歌詞からもわかるように、全体的に仏教テイストの曲です。ちなみに「ギャーテーギャーテー」とは般若心経の一節で、みうらじゅん曰く「フレー!フレー!」というような意味だそうです。

このアルバムは上記2つのようなムーディーで癒やしの曲が多いので、この【ギャーテーギャーテー】のような陽気なテンポの曲があることで、アルバム全体が一辺倒にならずにすんでいます。まさにアクセントとして機能している重要な曲ですね。



さて、今回はヒップホップ好き以外にも是非聴いて欲しいアルバムを紹介しました。

GWも始まることですし、皆さんもこんなゆったりと、時に陽気なアルバムをお供に旅行にでも行かれてみてはいかがでしょうか。きっと素敵な時間になると思いますよ。

では、今回はこのへんで。



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