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旬な話題は損なわない⑧(9sari・Libra UMB2015最新動向 Part6)

どうもPto6(ぴーとろっく)です。

今回は、ついにファイナルが今月末に迫る鎖UMBと、年末のファイナルへ向けて半分の出場者が決定したLibraUMBについて、昨夜終わったばかりの予選結果も踏まえた最新動向を整理したいと思います。

毎回のことですが、前回の記事以前を未読の方は、そちらから読むことを推奨しています。

初回記事【UMB最新動向Part1】はこちら
前回記事【UMB最新動向Part5】はこちら

それでは、鎖UMBからいってみましょう。

9sari UMB

◆ファイナルの審査員決定
先月、ついに9/23ファイナルにおいて、結果を大きく左右するであろう審査員が『9sari station』にて発表されました。

【ファイナルの審査員5名】
ZEEBRA
R-指定
KEN THE 390
AKLO
漢a.k.a.GAMI


とても豪華ですね。UMBを作った男<漢a.k.a.GAMI>、誰もが認める日本HIPHOPシーンのレジェンド<ZEEBRA>、UMB前人未到の3連覇<R-指定>までは想定内。それに加え、メジャーシーンでの経験もあり、現在も自身のレーベルを中心に精力的に音源リリースやLIVE活動をしながら、バトルシーンでも第一線で活躍し続けるオールマイティプレイヤー<KEN THE 390>と、レジェンドたちも誰もが太鼓判を押す、日本HIPHOPシーンにおける新時代の最重要プレイヤー<AKLO>がきました。

バランスのとれた文句のない面子ではないでしょうか。彼らのジャッジも非常に楽しみです。(欲を言えば、BBP3連覇というフリースタイルバトルから、現在シーンのキングにまで駆け上がった最たる成功例<KREVA>の参戦があれば、なお面白かったのですが。)

◆大阪予選ダイジェスト


大阪予選のダイジェストが公開されました。『9sari station』でも放送されていましたがYouTubeで何度も見れるようになったのは嬉しいですね。しかし、このペースでのダイジェストをアップするということは、決勝までには全予選ダイジェストは見れなさそうです。もしかしたらダイジェスト動画は東京予選や大阪予選など中心的な予選だけなのかもしれません。確かに全予選をタイムリーにダイジェストつくって公開するのは大変そうですよね。

大阪予選の内容はというと、ダイジェストで見る限り、関西らしいライミングが飛び交う熱い予選だったようです。優勝した<HI-KING aka TAKASE>もキレキレで勝者となった結果も妥当のように見えます。決勝戦での活躍にも期待が増しましたね。

◆北海道予選
8/9にあった北海道予選。まずはエントリーMCを見てみましょう。

【北海道予選エントリー者】
----------------------------
No.1 CHEEPSNOW
No.2 KAI
No.3 MC松島
No.4 無双
No.5 Quark
No.6 KOLD
No.7 OWL
No.8 焚路
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ついに、定員16名を割る予選がでてきました。LibraUMB予選はエントリー多数だったことからみても、北海道は若いMCたちを中心にMCバトルシーンは盛り上がっていて、MCも多くいる地であることはわかります。それにも関わらず、このように予選がエントリー定員割れをするということは、若手MCたちの中では「UMB=Libra」なのでしょうか、それともダースレイダーが語っていたように「本気で日本一に挑む気持ちがあったMCが8名だった」ということなのでしょうか。きっとそれは、北海道のMCたちにしかわからないことだと思います。

そんな中、優勝を手にした北海道王者は...

【北海道予選 優勝者 KAI】
KAI

優勝宣言をしていた<MC松島>を決勝戦で倒し、優勝を決めました。決勝戦の様子を見ると、MC松島の真骨頂ともいえるオリジナリティ溢れる彼だけにしかできないラップで会場を沸かすのに対し、KAIは終始「俺の方がリアルだ」と言い放ち、王道ラップで応戦し、スタイルウォーズを制しました。LibraUMBでは違う結果になっていたのではと思うほど、鎖UMBならではの特徴が出た試合結果だったと思います。

【北海道予選 決勝戦(フルバトル)】


◆九州予選
8/30に行われた九州予選、こちらもまずエントリーMCをみてみましょう。

【九州予選エントリー者】
----------------------------
No.1 ホロンバイム
No.2 NO.A
No.3 Rollback
No.4 GADORO
No.5 ADAM
No.6 waryu a.k.a talkmay
No.7 YAMASHIN
No.8 JECT
No.9 黒坊
No.10 Shun-p
No.11 KIR
No.12 ヒースポイ
----------------------------

こちらも北海道予選に続いて定員割れしたようです。現在のバトルシーンにおいて九州を代表するMCである<mol53>がLibra側で出場したことも九州のシーンにおいて影響を与えているのかもしれません。エリアによって、そしてそこを牽引するMCが示す方向性によって、鎖派・Libra派の全国における勢力図は変化してくるのかもしれませんね。

そんな中、九州を勝ち上がった優勝者は...

【九州予選 優勝者 GADORO】
GADORO

昨年度のUMB宮崎王者<GADORO>が下馬評通り九州を取りました。現場レポートによると、いつにもまして殺傷能力が冴え渡るキレキレのバトルを繰り広げていたようです。文句なしの王者ではないでしょうか。彼のライミングの凄さは、きっとMCバトルを見慣れていない一般の人が初見で見ても伝わると思うので、ファイナルではテレビ映えしそうですね。大活躍を期待しています。

【九州予選 決勝戦(フルバトル)】


◆東京予選B
さて昨日9/5に開催された大盛り上がりの東京予選Bです。まずは猛者揃いのエントリーMCからみてみましょう。

【東京予選Bエントリー者】
----------------------------
No.1 道
No.2 MILES WORD
No.3 PONY
No.4 VOLO
No.5 D.D.S
No.6 MULBE
No.7 GOLBY
No.8 DEJI
No.9 ONE
No.10 仙人掌
No.11 黄猿
No.12 BATTLE手裏剣
No.13 UCHA-TEE
No.14 SNOZZZ
No.15 MEKA
No.16 HAIIRO DE ROSSI
----------------------------

すごい面子ですね。現在も主要MCバトル大会で活躍する実力者はもちろん、久しぶりのバトル参戦になる過去の伝説級MCたちが揃った16名でした。instagram等で先行して発表されたときから面子の豪華さにざわざわとネット上で盛り上がっており、Twitterで公式アカウントから発表された時には、ものすごい盛り上がりを見せていました。

そんな大注目の東京予選B大会において、勝者を掴んだMCは...

【東京予選B 優勝者 仙人掌】
仙人掌

こちらも開催前の下馬評と人気通り<仙人掌>が優勝しました。久しぶりの参戦で、大注目される中、しっかりと優勝をもぎ取るところが本当に実力があるなと感じます。現場の声を見る限りでは決勝戦の相手<MILES WORD>も相当キレキレで実力を発揮しており会場を完全にロックしていたようです。そんな彼を破っての優勝。さすがですね。

ところで、以前から出場を宣言されていた<輪入道>ですが、左耳の突発性難聴の症状が治っていないのでしょう、残念ながら体調不良で欠場となってしまいました。状態が心配ですね。上り調子の活躍をしている中での出来事だったので相当ショックでしょう。現在もイベント活動をキャンセルするなど、活動を最低限に抑え治療を続けているようです。一日も早い回復を心から願っています

【東京予選B 決勝戦(フルバトル)】


【現時点の本戦出場決定者】
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・高校生RAP選手権枠 : MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻
・ENTA DA STAGE枠 : NONKY
・戦極MCBATTLE枠 : 呂布カルマ
・SCHOOL OF RAP枠 : LICK-G
・THE罵倒MCBATTLE枠 : 押忍マン
・UMB東京予選A枠:サイプレス上野
・UMB大阪予選A枠:HI-KING aka TAKASE
・UMB東北予選枠:JAG-ME
・UMB北陸予選枠:Jony the sonata
・UMB東海予選枠:NAGION
・UMB北関東予選枠:崇勲
・UMB北海道予選枠:KAI ←New
・UMB九州予選枠:GADORO ←New
・UMB東京予選B枠:仙人掌 ←New
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Libra UMB

続いてLibraUMB。こちらも前回の記事以降3つの予選が行われました。こちらはこれまでのファイナル出場決定者から見てみましょう。この時点で既に約半分の出場者が決定したことになります。

◆現時点までの予選優勝者
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・OPENING GAME:松元
・新潟予選:KRYZ
・宮崎予選:MOL53
・福岡予選:
・岡山予選:紅桜
・長野予選:MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻
・埼玉予選:TENGG
・栃木代表:マチネ
・茨城代表:GOTIT
・和歌山代表:RUGSHOT
・北海道代表:ROZETTA
・山口代表:KARASS
・広島代表:HI-JET
・山形代表:SOTA-LOW ←New
・福島代表:GIL ←New
・宮城代表:しぇん ←New

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GIL2015

注目はなんといっても福島代表の<GIL>でしょう。4年連続UMB本戦出場を決めました。先日行われた【ADRENALINE 2015】でも錚々たる猛者が集結した中で優勝をもぎ取っていましたし、今最も勢いに乗るMCのひとりでしょう。ただし、先週アップされた【UMB Podcast】で福島予選の準決勝の様子を聴いたところでは、福島予選も一筋縄では行かなかったようで、延長に継ぐ延長による熱戦を勝ち抜き掴みとった優勝だったようです。

ここにきてGILはMCとして更に一皮向けたような印象を受けます。昨年までの“強者相手に善戦はするものの勝ち切れないGIL”から脱皮し、しぶとく勝ちきることができるMCになりました。それまで持ち合わせていたスキルの安定感に、しぶとさと凄みを増したGIL。間違いなく今年のFAINALの優勝候補の一人でしょう。“福島”代表としては初出場になるGIL。愛する地元を背負って立つ本戦で、初優勝をもぎ取る姿を期待しましょう。

それはさておき、準決勝の相手<ロープ>も試合の様子を見る限り相当な実力者ですね。GILを倒して福島代表になっていたとしてもおかしくなかったと思います。是非他の予選で勝ち上がって本戦に出場してもらいたいと思います。福島予選の準決勝【GIL vs ロープ】の試合は、これまでの他の予選大会を含めた中でもベストバウトな気がします。福島の<ロープ>、今後のバトルシーンで大活躍する予感がプンプンしますね。今後もチェックしていきたいと思います。

【福島代表GIL・大会ベストバウト】


また、山形予選勝者<SOTA-LOW>宮城予選勝者<しぇん>は共にファイナル初出場を決めた全国的にはまだ知られていない若手MCですが、こちらも多くのエントリー者の中で勝ち上がったところを見る限りでは相当な実力者なのでしょう。ファイナルでのダークフォース的活躍を期待しています。

【山形代表SOTA-LOW・大会ベストバウト】


【宮城代表しぇん・大会ベストバウト】


最後に

さて、いよいよクライマックスが迫る鎖UMBは盛り上がりが高まっていますね。残るところは『大阪予選B』と『中国・四国予選』のみ。確実に実力者が集結しつつあるので、9/23のファイナルが本当楽しみですね。

LibraUMBも相変わらず予選大会のエントリーMC数も多く盛り上がっているようですね。こちらはまだファイナルに向けて半分を折り返したところですが、若手MCを中心に鎖UMBとはまた違う熱気を見せているように思います。鎖UMBファイナルが終わる9月末以降、なんらかの影響が及ぼされ予選大会に変化が出てくると予想されます。Libraにとって追い風となるのか向かい風になるのかは、間違いなく鎖ファイナルの盛り上がり次第でしょう。

さぁ、更に目が離せられない状況になってきたUMB動向。次回は遂に迎える鎖UMBファイナル直前に更新したいと思います。

では、今回はこのへんで。

【UMB最新動向Part7】はこちら



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2 Comments

-  

フリースタイルダンジョンのことは記事にしないんですか?

2015/09/12 (Sat) 02:19 | EDIT | REPLY |   

Pto6  

Re: タイトルなし

> フリースタイルダンジョンのことは記事にしないんですか?

コメントありがとうございます!もちろん書くつもりですよ^^まさに“旬の話題”ですよね!

新番組開始のCM動画があがるか、初回放送が終わったタイミングで、感想や内容について書こうと思っています。

本当に楽しみですよね^^期待通りの番組になり、シーンが盛り上がることを願っています!!

2015/09/12 (Sat) 06:37 | EDIT | REPLY |   

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