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動画を投下⑲(フリースタイルダンジョン #9)

どうもPto6(ぴーとろっく)です。

今回は、昨夜放送されたばかりの【フリースタイルダンジョン】第9回放送について(ただの)感想を書きたいと思います。番組史上最高の盛り上がりを今回でまた更新したと思います。

【フリースタイルダンジョン#6】の記事はこちら

兎にも角にも感動と興奮に満ちた第9回放送の動画をどうぞ。

【フリースタイルダンジョン#9】


【前回記事(#6)以降の改善点】
・バトル中のバトルビート名表記

【チャレンジャー(第1~9回)】
Dragon One【T:○、サ:×】
LEON a.k.a.獅子【サ:×】
SALVADOR【漢:○、T:×】
KOPERU【T:×】
HELL BELL【サ:×】
Kiss Shot【漢:×】
CHICO CARLITO【サ:○、T:○、漢:○、R:×】
MC☆ニガリa.k.a.赤い稲妻【R:×】
HIDE 【漢:×】
焚巻【サ:○、R:○、T:○、漢:○、般:×】


【モンスター戦績(第1~9回)】
T-PABLOW:5戦2勝3敗
サイプレス上野:5戦3勝2敗
MC漢 a.k.a.GAMI:5戦2勝3敗
R-指定:3戦2勝1敗
般若:1戦1勝0敗


【ゲストLIVE(第1回~第9回)】
第1回:AKLO
第2回:KOWICHI
第3回:EGO
第4回:KGE THE SHADOWMEN
第5回:Y'S
第6回:YOUNG HASTLE
第7回:晋平太
第8回:ZORN
第9回:KEN THE 390


【今回(第9回)放送の感想】
般若

ついに出ましたね。あの般若が。正直最終回まで一度も登場しないものだとばかり思っていました。その予想が見事に裏切られました。それもこんなに早くに!!まだREC2ですよ。既に収録を終えたREC3、観覧募集を行ったREC4は少なくとも残っているのです。果たして番組的にこれ以上の盛り上がる展開は残されているのでしょうか

ZEEBRAのUST番組【GM SHOW】での「フリースタイルダンジョン特集」の回におけるZEEBRAの発言で、「REC4以降は、若手以外のチャレンジャーも投入していく」ことや、「これまでのチャレンジャーをリベンジ枠としてまた登場させる」等の非常に期待感高まる発言をしていました。その為、おそらく今後チャレンジャーのレベルはどんどん高くなることが予想されます。

一方、モンスター側へのテコ入れはどうしていくのでしょうか。現実的に考えて、モンスターの交代は考えにくいと思われますが、ここにきて戦績がチャレンジャーに負け越しているモンスターが何人か出てきていることが気になります。実力的には申し分ない5名ですが、いろいろな意味でチャレンジャー側に有利な環境の中で、徐々に苦戦しだしているような印象を受けます。思わずモンスター側を応援したくなる心境にすらなっているここ最近の状況の中、果たして次回REC3以降は、どんな戦い方をしていくのか、その点についても非常に楽しみです。

さて、次回以降のことに話が飛んでしまいましたが、話を第9回放送に戻します。今回は番組史上最も熱く、最も感動的な試合だったと思います。モンスター4名をクリティカルヒットで打ち負かすほどの実力と勢いをもつチャレンジャー<焚巻>。その熱き挑戦者に対し、モンスターとしての立場の違いを利用することなく、自ら相手と同じステージに立ち、真正面からぶつかり合い、純粋なる力比べの末に勝利を勝ち取った<般若>。この素晴らしい二人のバトルを見られたということ、しかもそれが地上波で放送されたという事実に対しては、MCバトルを愛する一人のファンとして、言葉にしようのないほど喜びを感じてしまいました。

試合の内容については、各審査員がコメントされていた通りで、今更あえて私が語るまでもありませんが、その中でも<いとうせいこう>さんが言われた“説得力”という言葉にとても納得感を感じました。最近のバトルシーンにおいて更にその重要度が増してきた“言葉の重み”というファクター。この“重み”というものの正体が、まさにこの“説得力”なのだと、このバトルを見て改めて理解できた気がします。

豊富なボキャブラリーから繰り出される小気味良いライミング。ビートを乗りこなすハイセンスなフロー。相手の言葉を華麗に打ち返す的確なアンサー。音と意味を掛け合わせた巧みなパンチライン。それらは、バトルにおいて勝敗を大きく左右するほどの重要な要素です。しかし、それらすらも一打一打に纏った“言葉の重み”のもつ破壊力の前では、こうも圧倒されてしまうのです。生き様が反映させられた言霊には、それだけの威力があるのです。

“誰もが使ったことのないオリジナルな言葉”を吐くことが“言葉の重み”ではありません。“その人だからこそ吐ける言葉”を“その人”が吐くからこそ、そこに説得力という“重さ”が纏うのです。そして、それこそがラッパーにおける唯一無二の“オリジナル”なのだと、私はこのバトルを見て本当の意味で気づけた気がします。

この番組のモンスター軍団において、なぜあの最強のフリースタイラーR-指定ではなく、般若がラスボスに君臨するのか。その理由が、今回のバトルで誰の目にも明らかな形で証明された気がします。本当に最高のラスボスですね。

そして、そんな最高の般若を引き出し、3試合にも及ぶ最後の最後まで勝敗のわからない熱い戦いを見せてくれた焚巻も本当に最高のMCだと思います。この番組に出る以前までは、単にテクニカルなMCという印象だけをもっていましたが、それはとんだ誤解だったようです。優れたメンタリティとテクニック、その両面を持ち合わせた上に、それらで相乗効果を生み出しラップに還元できるだけの“大器”とも言える実力を持ったMCなのですね。本当に今後が楽しみなラッパーです。

そんな焚巻は音源がとても良いことでも有名です。興味を持った方は是非聴いてみてください。なんでも年内には新曲とMVも発表する予定だそうなので、そちらも今から楽しみですね。これを機に、ラップだけで食べていけるくらいブレイクして、ヒップホップドリームを勝ち取って欲しいと思います。

【Brand new days by 焚巻】


最後になりましたが、前々回からバトル中、バトルビートが右上に表記されるようになったのはとてもいい改善ですよね。今回も最終バトルに相応しい名トラックばかりでした。バトルきっかけでどんどん原曲を辿り、どっぷりHIPHOPにハマるような視聴者が増えてくれたら、番組制作サイドとしても嬉しいのではないでしょうか。これからも秀逸なトラックがどんどん飛び出すことを期待しています。

では今回はこのへんで。

【フリースタイルダンジョン#18】の記事はこちら



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